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ねこてて
ちょっと本好きの24歳。

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死ぬ権利・安楽死を再考してみる 『ドクター・デスの遺産』中山七里

※本記事は微ネタバレを含んでおります。 
これから『僕は僕の書いた小説を知らない』を読まれる方はご注意ください。

今回する本はこちら。
『ドクター・デスの遺産』中山七里

2020年11月13日(金)に主演・綾野剛で映画化される話題作。
刑事・犬養隼人シリーズの4作目です。

他シリーズ作品を読んでいませんが、面白く読むことができました。
本作から読んでも、問題は無さそうです。

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ユーチューブで映画CMを見て、続きが気になったので読んでみました

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あの広告、たまに掘り出しものがあるんだよなー

読書ツイート 興奮して、めっちゃ語ってて草生える
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あらすじ

警視庁に入った1人の少年からの通報。
突然自宅にやってきた見知らぬ医師に父親が注射を打たれ、直後に息を引き取ったという。捜査一課の犬養刑事は少年の母親が「ドクター・デス」を名乗る人物が開設するサイトにアクセスしたことを突き止める。
安らかで苦痛のない死を20万円で提供するという医師は、一体何者なのか。

難航する捜査を嘲笑うかのように、日本各地で類似の事件が次々と発生する。

ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 裏表紙より
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けっこうヘビーな題材だ

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前回紹介した本とかなり毛色がちがうね…

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ここから感想・微ネタバレあり!

此処から先の記事は一部、ネタバレ含む場合があります。
初読の方はご注意ください。

良かったところ

ストーリーテンポがいい

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読みやすい本って、やっぱりテンポがいい

会話文が多用されているのも、一つの要因だと考えます。
また、どんでん返しの帝王の異名を持つだけあって、ラストスパートの勢いは 目を離すことができません。

退屈することなく読める本って凶器ですよね、ほんと。

主人公・犬養の感情の揺れが人間みを感じる

犬養は”刑事”という立場から、安楽死についてはネガティブなイメージを持っていましたが

  • 床に伏している一人娘が、同じ状況に陥ったらという考え
  • 実際にドクター・デスに依頼した遺族の思い
  • 終末医療の現状

が募っていくうちに、安楽死の可否の間で揺れ動いていきます。

国の法律に従うべきであり、殺人を許すことのできない”刑事”としての犬養
難病の娘が安楽死を希望したら、苦しみから解放してあげたい”父親”としての犬養

グレーの中で悩む姿に自己投影し、安楽死について自分も考える

というのが、本作のテーマのひとつだと強く感じます。

解説までが作品

巻末の解説を務めるのは、宮下洋一氏(以下、宮下氏)です。

自身も『安楽死を遂げるまで』や『安楽死を遂げた日本人』といった 安楽死にまつわる本を上梓しています。

そんな宮下氏が、諸外国での安楽死の考えを交えながら、本作品を解説をします。
最後の宮下氏の語りは、ドクター・デスを代弁して私達に問題提起しているようにも思えます。

微妙だったところ

ドクター・デスという名前が絶妙にダサい

”死の医師”であることがひと目で分かるのは良いところだけど、なんでかダサいなと感じてしまいました…。

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デスって言葉の意味を理解しているからかな…

いずのアイコン画像いず

ドクター・サナトス(希)、ドクター・モルテ(伊)だとかっこいい?

こてのアイコン画像こて

それはそれで、分かりづらいかもね

ネーミングって難しい…

麻生の主張が好きになれない

犬養の上司である麻生は、ドクター・デスを「享楽殺人犯」と蔑んでいます。
そこには、患者本人や遺族の「苦しみたくないから、困窮しているから依頼した」という背景を考えず
「殺人を楽しみやがって!」と怒るのには、違和感を抱きました。
(私がドクター・デス寄りの考えだから、なおさら)

しかし、ドクター・デスを憎む側=安楽死反対派がいないと、 小説に深みがでないのも明白です。

同じ考えの人物しかいない小説なんて、面白くないですからねー。
差異があるからこそ、再考する余地、物語の起伏が生まれると思っています。

最後に…

最初は「映画気になるけど、原作読めばストーリー分かるし、いいやー」と思っていましたが、

どんでん返しのラストがどのように表現されるのか、ドクター・デス役を誰が務めるのか…

気になるので、多分、この感じ映画見ると思います。へへっ。
楽しみです。

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めっちゃ気になる~

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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